るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-

第十幕 蒼紫・美しすぎるほど怖い奴

24分
恵を救出するため、剣心たちは観柳邸に乗り込んだ。悪戦苦闘を強いられながらも剣心は、御庭番衆の1人、般若を打ち破る。剣心と左之助は恵のもとへ急行するが、御庭番衆御頭・四乃森蒼紫が2人を待ち構えていた。
エピソード
神谷活心流の師範代を務める神谷薫は、活心流の名をかたる辻斬りを追っていた。だが、辻斬りを見つけ出して闘いを挑むも歯が立たない。そこへ、自身を「流浪人」と名乗る剣客・緋村剣心が現れる。
剣心と薫が町で出会ったスリの少年・明神弥彦。彼が関東集英組からスリを強いられていることを知った薫は、関東集英組に単身乗り込む。しかし博打でだまされ、弥彦と共に窮地に立たされてしまう。
弥彦は町の人々に乱暴を働く剣客警官隊と出くわし、立ち向かったものの捕らえられてしまう。その場に居合わせた剣心が彼らを押さえ込むと、そこへ、剣心と幕末維新を闘ったかつての同志・山県有朋が現れた。
剣心たちは喧嘩屋を営む左之助と知りあいになる。左之助は剣心が「人斬り抜刀斎」だと知り、仕事の依頼で神谷道場を訪れた。彼は、維新志士の裏切りで偽官軍にさせられた赤報隊の生き残りだったのだ。
剣心と左之助の闘いが始まった。剣心相手に苦戦する左之助の脳裏をよぎるのは、赤報隊一番隊隊長・相楽総三の姿。総三と同じ理想を目指して今も闘い続ける剣心を前に、左之助は心を揺さぶられる。
政府要人を狙う暗殺事件が続発し、剣心たちは陸軍省幹部の護衛を依頼される。暗殺者の正体は、「黒笠」の異名を取る鵜堂刃衛だった。刃衛は剣心の正体が「人斬り抜刀斎」だと知り、新たな標的に選ぶ。
刃衛は剣心の怒りを誘う目的で薫を連れ去り、剣心の「人斬り」の本性を呼び戻すべく、卑劣な手段で薫を苦しめた。薫を救うために「人斬り」の姿に戻った剣心は、刃衛にとどめを刺そうとするが…。
剣心と左之助は、青年実業家・武田観柳の私兵に追われていた高荷恵という女性を助ける。その夜、隠密御庭番衆の火男とベシ見が恵を奪還すべく神谷道場に現れ、そこで弥彦は恵をかばって負傷してしまう。
恵の迅速な処置により命を取り留めた弥彦。恵は会津藩の名医・高荷家の娘で、その知識を観柳に狙われていたのだった。恵は自分のせいで剣心たちに迷惑がかかると判断し、自ら観柳のもとへ戻ってしまう。
恵を救出するため、剣心たちは観柳邸に乗り込んだ。悪戦苦闘を強いられながらも剣心は、御庭番衆の1人、般若を打ち破る。剣心と左之助は恵のもとへ急行するが、御庭番衆御頭・四乃森蒼紫が2人を待ち構えていた。
蒼紫の小太刀から繰り出される必殺技「回転剣舞」が剣心に襲いかかった。激しい闘いの末、勝ったのは蒼紫の一瞬の動きを見切った剣心だった。そこへ、最新式の回転式機関砲を持ち出した観柳が突然現れる。
弥彦は三条燕という少女と知りあう。彼女は、江戸時代から主従関係にある長岡幹雄に盗みの手引きを強要されていた。そのことを知った弥彦は、燕を救うため幹雄一派に1人で立ち向かおうと決意する。
兄弟子である千両山にいじめられ自信を失った力士・虎丸と出会った剣心たち。見かねた薫が虎丸を稽古することになり、そこへ妨害しに現れた千両山の仲間を一蹴した剣心は、虎丸と千両山のサシの勝負を提案する。
雷光という男のわなにはまり、やぶ医者だと吹聴された恵。雷光は、祈祷師と偽って人々から大金を巻き上げていた。祈祷を受けるために絶対安静の娘を連れ出した夫婦を追い、恵たちは雷光邸へと向かう。
暗殺集団「神風隊」を束ねる榊東馬は、兄弟子の佐々木平八郎を脅し、政府要人の暗殺を強要する。佐々木と同じ長屋に住む左之助はそれを知って暗殺を阻止し、続いて現れた剣心も東馬と剣を交える。
東馬が「神風隊」の黒幕から政府陸軍卿・山県有朋暗殺の命を受けた。それを察知した剣心は、愚行をいさめようと東馬を待ち構えていた。東馬は、必殺技「紫電連牙の太刀」で再び剣心に襲いかかる。
見世物小屋の恵比寿砲術団を見物した剣心たち。そこで弥彦は、チンピラに襲われていた看板娘のマリモと父親を助けた。父親が重傷を負い、1人になってしまったマリモのため、弥彦は興行の手伝いを自ら引き受ける。
比留間伍兵衛に挑発され、真剣での勝負を受けてしまった弥彦は剣心の逆刃刀を持ち出し、伍兵衛に捕らえられてしまう。やがて、丸腰のまま伍兵衛に呼び出された剣心に逆刃刀を渡すべく、弥彦は必死で走る。
伊豆を訪れた剣心たちは、塚山由太郎という少年に出会う。由太郎は剣客を夢見ており、盗賊から助けてくれた石動雷十太に心酔して自宅に住まわせている。雷十太の目的は、「伊豆で独立国を建てること」だった。
由太郎は海に落ちたところを剣心に救われた。そして薫から稽古を受けることになり、剣術の素晴らしさを実感する。一方、雷十太の不穏な動きを察知した陸軍の特殊部隊は、塚山邸を包囲し始めていた。
©和月伸宏/集英社・フジテレビ・アニプレックス
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