ファッションと映画 ―映画はオシャレが9割!― ファッションと映画 ―映画はオシャレが9割!―

オシャレな映画しか、見たくない!可愛くなくちゃ、ヒロインじゃない!ファッションを愛してやまないあなたのために、キュートでスタイリッシュな映画だけをセレクトします。小泉なつみさんのエッセイ&きくちあつこさんのイラストで、オシャレ映画のエッセンスを盗んでしまいましょ!毎月1回、第4木曜更新予定です。

Theme of #2:お仕事 × ファッションTheme of #2:お仕事 × ファッション

一流ファッション誌で働くヒロインのアンディは、おしゃれすることも仕事。だから普通の職場では到底履けないシャネルの超ロングブーツを身につけていようとも、原稿チェック時に邪魔になりそうなロングネックレスをしていようとも、世界中の働き女子はアンディに自分を重ねることができる。

 

そして彼女はもっとも自分らしいかたちでキャリアとおしゃれの両方を手にするのだが、その変化がきちんとファッションに現れているのがいい。

 

アシスタント時のアンディが身に着けていたものは確かに一流品ばかりだったが、それは文字通り“着ているだけ”で、どうにもグッとこない。しかし一転、ラストで魅せるマニッシュなパンツスタイルは、ジャーナリストという夢に向かって歩み出そうとする彼女の心情とばっちりリンクしていて、お洋服を自分ものにしているのがわかるのだ。

 

そんな「プラダ」でアンディを演じたアン・ハサウェイがファッションサイトの社長に扮したのが、「マイ・インターン」。

 

「マイ・インターン」(2015)

監督:ナンシー・マイヤーズ
出演:ロバート・デ・ニーロ、アン・ハサウェイ ほか

 
  
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本作のジュールズはすでに仕事で成功を収めているがゆえ、アンディよりもぐっとコンサバで、会社や家庭を支える大黒柱的落ち着きを感じさせるスタイリングが◎。よって、こちらの方がリアルに真似しやすいコーディネートなのは間違いない。

 

転職したり、彼が変わったり、出産したり、肌が重力に負けてきたりと、女の一生は変化の連続だ。そんな中で、少しでも自分らしいスタイリングができないかと、毎朝鏡の前で四苦八苦する。それが着回し企画のようにうまくいかなくたって、トライすることをやめない限り、女子たちは「プラダ」や「マイ・インターン」をそっと再生し続けるのであります。

Features:今回紹介した“お仕事”な映画たちFeatures:今回紹介した“お仕事”な映画たち

≪profile≫

小泉なつみ Natsumi Koizumi  
http://natsumikoizumi.com/

ライター・編集者。恋愛、結婚、セックス、ファッション…etc、女子ネタ全般を書いています。洋服のほか、ウィル・フェレルにも目がない32歳。

きくちあつこ Atsuko Kikuchi  
https://www.instagram.com/oookickooo/

京都在住illustrator。 著書「oookickooo FASHION SKETCH BOOK」「oookickooo DIARY BOOK」が宝島社より発売中。instagram&twitter、ともにアカウントはoookickoooです。

Back numbers:今までの「ファッションと映画」Back numbers:今までの「ファッションと映画」

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