伊藤潤二『コレクション』

#6 「隣の窓」「緩やかな別れ」

24分
父親が購入した中古住宅に家族3人で引っ越してきたヒロシ。その新居の右隣は、窓が一つしかない家で、挨拶をしようと呼び鈴を鳴らしても反応がなかった。近所の人によると、夜になると2階に人影が映るというが…。
エピソード
クラスでは不気味がられながらも相手にされず、家族の中でも浮いた存在である少年・双一。だが、彼には秘密があった。それは、不気味な呪いをかける「超人的な能力」を持っているということだった。
大学の映画サークルに所属する岩崎は、ある日見かけた雑誌の中のモデルの異様な風貌が頭から離れずにいた。ある日、映画サークルで主演女優を公募することになるが、応募書類の中に雑誌で見たあのモデルがいた。
8年前に住んでいた街で暮らすことになった龍介。そこには交差点に立って最初に通りがかった者の言葉で吉凶を占う「辻占い」の風習があった。しばらくすると、四つ辻に立ち霧の中に現れる美少年のうわさが囁かれ…。
裕史の隣家に住む梨奈は、生まれつきの病気で自宅から1歩も外に出ない生活を送っていた。ある日、彼女の腕に無数の穴が空いているのを見つけた裕史は、亡くなった祖父にも同じような穴があったことを思い出す。
洋館に住む押切は、家の廊下で怯えた様子のクラスメート・未央に出くわす。逃げるように未央は姿を消してしまうが、翌日彼女は何事もなかったかのように振る舞う。押切は、昨夜の未央は異次元の姿ではと考えるが…。
父親が購入した中古住宅に家族3人で引っ越してきたヒロシ。その新居の右隣は、窓が一つしかない家で、挨拶をしようと呼び鈴を鳴らしても反応がなかった。近所の人によると、夜になると2階に人影が映るというが…。
寝ている相手の耳元で優しくささやくと、その声の主の夢を見るようになり意識してしまう「アリストテレス」。彩子の夢の中に現れた岸本が、同じく夢に出てきた男に殺されて以来、彩子の部屋は常に覗かれるように…。
突然記憶をなくしてしまった理佐は、牧田という男に送られて帰宅する。だが、よほどショックなことがあったのか、何も思い出せない。さらに、理佐は巨大な毛虫の幻までに見るようになってしまい…。
新進画家・森光夫の個展「ナナのアンニュイな世界」は盛り上がっていた。そこへ現れた美女・トミエは、森に対しモデルの女性を変えたら絵がもっとよくなると言い残して去る。森はトミエをモデルに絵を描くことに。
富士山の裾野にある唯の家は、脂性の父と陰湿な兄との3人暮らしで焼肉屋を営んでいた。脂まみれの家が大嫌いな唯は、脂に対する嫌悪感から、いつしか部屋の中の空気中の油の濃度までわかるようになり…。
超自然現象の存在を信じる麻衣子たちのクラスに、転入生・束野がやってきた。散歩をすると不思議な体験をするという彼を、麻衣子たちは「超自然同好会」に誘う。束野が仲間になったことで、彼らは新たな体験をする。
南米から帰国した尾木は、命がけで持ち帰ったという壺を友人の杉男に見せる。ジャングルをさまよいたどり着いた集落で土産に渡されたという壺の中には蜜が入っていた。尾木に勧められ、杉男はその蜜を飲むのだが…。
ホラー漫画家・伊藤潤二の作品が初めてアニメ化された。田頭監督描き下ろしのアニメーションキービジュアルでは、淵「ファッションモデル」、押切トオル「押切異談」、富江「富江」シリーズ、などが描かれている。
©伊藤潤二/朝日新聞出版・伊藤潤二『コレクション』製作委員会